OLE特典?


□□後記(ネタバレあり!!)

 初めましての方もそうでない方もOL版をDLして頂き有難うございました。作者のReiです。タイトルの方にも書きましたが多少ネタバレがありますのでまだ本編をご覧になってない方はそちらを先にお読み下さいませ。

 最終章を書く都合で久々にプロローグを読んだのですが(ヲイ)、『8.16.2002 fin』という文字を見て唖然としてしまいました(汗)いやお前、一体どれだけ放置してたんだ!ってな感じで。同時進行でオリジナル小説を書いていたり、色々忙しくて書く時間が無かったのが原因なのですが。それにしても八ヶ月も経つと文章も変ってくるものですね……エピローグにプロローグを挿入するのを思わず躊躇ってしまいましたもの(^^;

 そまあそんな事は各章の後書きにも書いているのでここには別の事でも書いておきましょうか。実はこの小説、エピローグ部分のみのイメージでプロットを作らずに書き始めたものです。やはり(小説を書く)力のある人や先天的に秀でている人じゃないとプロット無しに書くのは難しい、と世間一般で言われている通り、今回はかなり厳しい執筆となりました(^^;一番邪魔になったのは日付ですね、やはり。読む人はあまり気に留めてはないと思いますが、時間枠としては『プロローグ(5005年 ナサギエルの月7日)―第1章(5005年 ナサギエルの月3日)―中略―エンディング(5005年 ナサギエルの月7日)』という風に進んでおります。第1章を書く時に「3日でいいや〜」なんて軽い気持ちで書き始めたもんで、それが仇となってその後何のイメージも無しに三日分のシナリオを書く羽目になってしまいました(^^;特にこの作品は(はじめのほうは)私にしては珍しい明るい話だった物で、余計に話を作るのが難しくて……結局途中から得意のダーク路線(笑)に切り替えましたが。根が捻くれているのでキャラ苛めるのが大好きなんです(核爆)でも苦しんだ分だけ最後にはハッピーエンドが ――てのもポリシーだったりするのでこのようなエンディングになりました。初めて私の作品を読んだ方、「何でシオンが生きてるわけ!?何でまた死にかけてるわけ!?」と悩まれたらごめんなさい。全部オリジナル設定です。と言う事でレヴァリ・アース後のオリジナル設定(←身勝手設定とも言う)をまとめておきましょうか。

///イリアの視点から
○対イールズ・オーヴァ戦でシオンが倒れる→●シオンを異世界に残したままウリックとレムはオッツ・キイムへと戻る→○レムとイリアはシオンの遺言通りオッツ・キイムを旅するが依然イリアはシオンの事が忘れられない→●数年の旅の後レムはイリアと別れ、妖精の国へと帰っていく。「大丈夫よ、レム。貴方はあなたの、私はわたしの道を――」(未小説化)○→アバスのイビスへと向かうイリア。そこでシオンと再会する→●イリアとシオンは再び旅を始める……

///シオンの視点から
○対イールズ・オーヴァ戦でシオンが倒れる→●シオンを異世界に残したままウリックとレムはオッツ・キイムへと戻る○→瀕死状態のシオンの元にザードの残留思念が……「見たくない、イリアの涙。だから生きる」→●「あなた、大丈夫なの?」見知らぬ女性に声をかけられて目を覚ますシオン。彼はオッツ・キイムに戻っていた。「生きてる……のか?」→○イリアとの再会を誓ったシオンは導かれるようにしてアバスのイビスへと向かって行く……

こんな感じです。滅茶苦茶なのは御許しあれ(苦笑)これもシオンに対する"愛"故ですので。

 さて、今回の私的イメージソングは大好きな光田康典様作曲の“kokoro”(歌はJoanne Hogg)、柴田淳の“片思い”です。毎回後書きに"イメージソングは……"なんて書いてますが、これが私にとっては大切だったりします。小説の構想を練る時、まずはテーマソングにあわせて頭の中でハイライトシーンのPVを作ってイメージを固めるからです。"kokoro"の方は知る人ぞ知る"Xenosaga"のエンディングテーマですね。好きだった人に想いを伝える事が出来ぬまま亡くしてしまった、という何とも切ない歌詞に光田氏の素晴らしいアイリッシュサウンドが重なっている私的ベストソングです。いや、営業する気はないのですが(笑)シングルカットされていますので、興味のある方は大手CDショップのゲームコーナー(普通のSCD売り場にはありません)でどうぞ。話を戻しますと、この曲を聴きながら"大好きな人と離れ離れになってしまったら......"という事を考えたのがこの作品の原型となっております。タイトルでもある"温もりの距離"というのは言いかえれば互いの温もりの感じられる距離という事です。もちろん物理的な距離だけではありませんが。そして柴田淳の"片思い"。この曲からもかなりイメージを貰いま した。彼女の声って凄くクリアなんですよ。オープニング・エンディングに天空神殿に一人佇むシオンのシーンがありますが、ここのイメージ作りをする時にかなり助けてもらいました。

 誰も読みたくも無いような事を長々と書いてしまいました。一応OLEの特典です、コレ(笑)まあ「こんな事を考えながら書いているのか」と言う事で。それでは、この辺で締めておきましょうか(^^;まあこんな奴ですが「話でもしてやろうか」等という奇特な方は遠慮無くメール[a054443258@smn.enjoy.ne.jp]でも頂ければ幸いです。

>>モドル