今回は夜麻先生作品の小説を書く時のお話でもしましょうか。最近書いた小説を2〜3読んで頂けると解ると思いますが、他の小説系サイト様のそれとは大分異質だと思います。最近は私もネットサーフィンしながら色々読ませて頂いているのですが、夜麻先生作品の特徴であるほのぼのした雰囲気、しめる時にはきちんとしめるシリアスさ、それとは対照的なお笑いの部分、っていうのが読んでいて感じられる作品が多くて、読んでいて物凄く癒されます。……が、私が書く物って大体作者が暴走して(汗)かなり痛い話になってるんですよね。だから癒されるどころか読んだ後にかなり疲れてしまうのではないかと恐縮しっぱなしですが(^^;まあこれも一応半分くらいは意図通りなんですけど。こういう考え方する方ってあまりいらっしゃらないとは思うんですが、私が版権を書きながら思う事の一つに「他人の褌で相撲をとっている」というのがあります。別にそれが悪いといっているのではなくて(『二次』創作という時点でそれは宿命ですから)、私は飽くまでオリジナルメインで書いてる人なんでそう思う程度なのですけど。要するに書き手のエゴですね。読む方には関係
ないことだし、多分原作に近い雰囲気の方が喜ばれると思うんです。私も読み手としてはそうですが、物書きの端くれとしてはやっぱり自分の色をどこかに入れたいと思うんですよね。(入っているかは甚だ疑問ではありますが……)それでいて原作の雰囲気を逸脱したものはダメっていう某王子様(笑)のようなワガママ太郎です(^^;それが達成されているとはお世辞にも言えた物ではありませんが、それでも夜麻先生の漫画では決して読めないストーリーってのを常に書きたいと思っています。何だろう……他人の個性に飲み込まれるのが嫌だっていうのかな。ただ単に私がそう感じているというだけの話ですが。だから色々タブーをやってみたくなるんですよね。"kokoro"なんて一番それが顕著に出ていて、原作に忠実に作るのであればこの話は書くべきではなかったんです。でもそれまでの話ってのが殆ど物真似をやってるような気がして、どうしても既存の枠から外れてみたかったんですよ。結果としてそう言う話が好きって人と嫌いって人に大きく分かれたと思うんですが。インターネットという媒体を通じて無償で発信している以上、読者は金を払って買った本と違って「読まない」とい
う選択を容易に出来ると思うんです。表現は悪いですが、気に食わなかったら読まなくてもいいと思うし、だから読者に媚びるという事は私自身やりたくは無いんです。こういうストーリーを作ったら受けるだろう、ってのは私には無くて、ただ自分が書きたい、読みたい話をただただ作っているだけで。まあこういう事を公の場で書くのも一つのタブーではあると思うんですが、私自身はそういう風に感じています。あの……一応言っておくと、別に喧嘩売ってるワケじゃないです(笑)別に自分の考えが正しいとも思ってないし、それぞれがそれぞれの信念で作品を作っていくべきだと思うし、たまたま私はこういう考えを持っていたというだけで。まあ意外に思った方もおられるかもしれませんが。でも知人の方々……こんな事書いても見捨てないでね(汗)
|
[小説indexに戻る]
[HPトップに戻る]
[よろしければ掲示板か、下のフォームに感想をお願いします。]